2009 Fiscal Year Annual Research Report
博物館の展示・研究に資するデジタルコンテンツの簡便な作成技法に関する研究
Project/Area Number |
21601007
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Research Institution | National Museum of Japanese History |
Principal Investigator |
鈴木 卓治 National Museum of Japanese History, 研究部, 准教授 (70270402)
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Keywords | 博物館情報システム / デジタルコンテンツ / オーサリング |
Research Abstract |
平成21年度の2つの研究目標のうち,目標1「あらためて第3展示室の情報コンテンツの作成経験を振り返り,博物館における情報コンテンツの汎用的なパターンを見出すこと」について,第3展示室の情報コンテンツの作成に携わった歴史研究者(本館教員を中心に)および補助業務者へのヒアリングを実施し,それぞれのコンテンツについて,作成したときの状況や問題になった点などを調査した.現在館内で進められている第4展示室リニューアル展示プロジェクトの委員として,この成果を情報コンテンツ設計に生かしていく予定である。 目標2「バッチ処理によるコンテンツの一括作成のメカニズムを確立すること」については,小規模の実験的な開発にとどまり,本研究で想定する大規模なコンテンツ開発に対しても有用に働くかどうかの検討や,情報コンテンツの流通に適した標準フォーマットに関する調査については,実施に至らなかった.平成22年度に実施したい。
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