2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21604013
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
和気 正芳 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 超伝導低温工学センター, 准教授 (90100916)
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Keywords | 大電流電源 / 超伝導 / 加速器 / 低電圧 |
Research Abstract |
計画の二年度目で、磁性体によるトランスの変換効率についての研究を進めた。通常用いられる鉄心、フェライトコア、アモルファス鉄の三種類のコアを用いてトランスの変換効率を調べるための測定を行ない、シミュレーションと比較することにした。効率には漏れ磁場の影響が大きいので、漏れ磁場を計算する方法の開発が重要であった。これにはANSYS有限要素法コードを用い、Fermilabとの共同研究でスクリプトを多用する方法を開発した。これは、シミュレーションを記述するプログラムと言えるまでに発展した。有限要素法を用いた新しいシミュレーション方式として注目されている。Fermilab側ではこれを用いた超伝導磁石のクエンチに関する研究が進んだ。日本でサンプルコアを作り、Fermilabに持ち込んでテストする計画であったが、Fermilabでの準備が遅れて、結局、年度を越えて予算執行を延期することになった。正式な予算を持った実験ではなく、Fermilabの好意でやる測定だったのでなかなかプライオリティーが取れず、縮小して、一部はこちらで行うようにして、この測定は6月で終了した。シミュレーションが進展したのでこのデータでも解析が出来ると考えられる。チョッパーの製作が今年度のもう一つの課題であったが、これは大電力のパワーモジュールを使うことで、特にドライバー回路を使わなくとも、ロジックレベルの信号で直接コントロール出来ることを見出した。コンピュータからの制御信号を直接パワーモジュールに送って高周波のスイッチングが出来る。震災で一部のデータが失われたために、再計算が必要となったが、電力規制のために遅れ、全体としての計画はさらに遅れることになった。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Comparison Between Nb3Al and Nb3Sn Strands and Cables for High Field Accelerator Magnets2010
Author(s)
Yamada, R.; Kikuchi, A.; Barzi, E.; Chlachidze, G.; Rusy, A.; Takeuchi, T.; Tartaglia, M.; Turrioni, D.; Velev, V.; Wake, M.; Zlobin, A.V.
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Journal Title
IEEE Trans.Appl.Supercond.vol.20
Volume: 19
Pages: 1399-1403
Peer Reviewed