2009 Fiscal Year Annual Research Report
自己組織的ナノ・マイクロ構造化ITO代替フレキシブル透明電極
Project/Area Number |
21605001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
下村 政嗣 Tohoku University, 原子分子材料科学高等研究機構, 教授 (10136525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 大佑 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 助教 (60435625)
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Keywords | 自己組織化 / 構造・機能材料 / 電子・電気材料 / 透明電極 |
Research Abstract |
連続したネットワーク構造であるハニカム様多孔質高分子フィルムとdewettingで形成されたメッシュならびにシェルピンスキー・ガスケット構造の作製に関して、そのサイズ制御に重要であると考えられる界面活性剤の合成および金属ナノ粒子の合成を行った。 界面活性剤として用いる両親媒性高分子の親水部と疎水部の割合を変えて系統的に合成した。合成した両親媒性高分子を用いてハニカムフィルムを作製し、光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡を用いて構造観察を行った。その結果、小孔径のハニカムフィルムの作製条件が明らかになった。 両親媒性ブロックコポリマーを疎水性溶媒に溶解させ、逆ミセルを形成させた後、金属塩を加えることで、ミセルのコアに金属塩を導入した。その後、還元剤を添加することにより疎水ポリマーで被覆された金属ナノ粒子を合成した。金属塩濃度や還元剤の量を変化させ同様に金属ナノ粒子を作製した。得られた金属ナノ粒子を透過型電気顕微鏡により観察した結果、2~10nm直径の金属ナノ粒子の周囲をポリマーが被覆していることがわかった。
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