自然科学と社会科学の融合に基づいた災害安全教育モデルの創生

2009 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 21610001
• Research Institution: Tohoku University
• Principal Investigator: 佐藤 健 Tohoku University, 大学院・工学研究科, 准教授 (90290692)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 源栄 正人 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90281708) ; 増田 聡 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30231591)
• Keywords: 地震 / 防災 / 安全教育

Research Abstract

初年度である平成21年度は,学校教育現場における災害安全教育の現状調査と教師からのニーズ調査を実施し,調査結果の分析までを行った。
1)災害安全教育に関する学校教育現場のニーズ調査の実施
宮城県教育庁,仙台市教育局等の協力体制に基づき,宮城県内外の学校教育現場における災害安全教育の現状調査と教師からの現場ニーズの調査を実施した。
2)ニーズ調査結果の分析・報告～災害安全教育フォーラムinみやぎの開催～
日本安全教育学会理事の一人である研究代表者(佐藤健),および同学会顧問である研究分担者(源栄正人)は,迫り来る宮城県沖地震に対する当該地域における災害安全教育の中枢に位置していることを背景として,平成21年度に「災害安全教育フォーラムinみやぎ」を開催し,教師側からの現場ニーズの調査結果を報告すると共に,自然科学と社会科学の融合に基づいた新しい災害安全教育モデルの基本理念について,学校教育現場担当者との意見交換を行った。
3)教育モデルを実践するための防災情報共有プラットホームに実装されるレイヤーデザインの基本検討
教師と児童生徒との間で双方向型のリスクコミュニケーションが可能となる自然科学と社会科学の知識データベースとして防災情報共有プラットホームに実装されるレイヤーデザインについて,学校教育現場担当者との意見交換を含めた基本検討を行った。