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2009 Fiscal Year Annual Research Report

ソフトウェア環境性能と開発時の環境負荷

Research Project

Project/Area Number 21650005
Research InstitutionNara Institute of Science and Technology

Principal Investigator

松本 健一  Nara Institute of Science and Technology, 情報科学研究科, 教授 (70219492)

Keywordsソフトウェア開発効率化・安定化 / ソフトウェア学 / 環境対応
Research Abstract

ソフトウェアを導入することによる環境負荷削減の議論は盛んに行われているが,ソフトウェア開発時の環境負荷はあまり議論されていない.しかし,ソフトウェア開発管理の手法,体制,巧拙などによって開発管理作業量は大きく異な,環境負荷に大きな差が出る可能性がある.
民生部門エネルギー消費実態調査(NEDO),環境負荷原単価データブック(国立環境研究所)等の資料を基に,ソフトウェア開発による年間CO2排出量の計算式を構築した,計算の結果,開発者が直接出すCO2だけで年間507,097トンにのぼることがわかった.また,高度なソフトウェア開発管理技術を用いると,不具合(バグ)削減で,試験工数が1/3になると言われており, 情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センターが発行する「ソフトウェア開発データ白書2009」等のデータに基づいて試算してみると,試験工数が1/3となれば,開発者が直接出すCO2だけで年間約105,255トン削減されることもわかった.これは,コンピュータサーバ8,400台余りの年間CO2排出量に相当する.
試験工数の削減には,レビュー技術が有効と言われており,環境負荷の削減という観点をレビューチェックリストに導入することで,より環境負荷に配慮したレビュー(グリーンレビュー)を実現することができる.ま,ソフトウェア開発の受発注者間で, 環境負荷に関する事前合意を形成し,開発作業と環境負荷の関係を把握するために収集・評価すべき開発データを取り決めることが,ライフサイクルアセスメントに不可欠である.

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 事故前提社会に向けたユーザ・ベンダ間での開発データ共有2009

    • Author(s)
      松本健一
    • Organizer
      第4回SEA上海ソフトウェアフォーラム
    • Place of Presentation
      上海,中国
    • Year and Date
      20091200
  • [Presentation] 「事故前提社会」への対応力を高める,ユーザ・ベンダ間での情報共有技術2009

    • Author(s)
      松本健一, 角田雅照, 伏田享平
    • Organizer
      ソフトウェア・プロセス・エンジニアリング・シンポジウム2009
    • Place of Presentation
      東京,日本
    • Year and Date
      20090700

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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