2009 Fiscal Year Annual Research Report
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21650007
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
天野 憲樹 Okayama University, 教育開発センター, 准教授 (30313703)
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| Keywords | アンチ・ユビキタス / ICT / LMS / eラーニング / 学習コンテンツ |
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| Research Abstract |
申請時の研究実施計画にもとついて研究を行った.以下は本年度の研究実績である.
1. LMSのアーキテクチャの設計:
アンチ・ユビキタス・ラーニング(AUL)の基盤インフラとなる学習管理システム(LMS)を設計した.具体的には,学習コンテンツをWebページとして動的かつ柔軟に制御できるシステムとしたが,学習者の物理的な位置やアクセス時間に応じて,学習コンテンツ(動的なWebページ)の生成や破棄を可能にする機構の設計が特徴的な点である.既存のLMSの多くもWebベースのシステムであるが,学習者の物理的な位置やアクセス時間にもとづく学習コンテンツの制御は行われていない.この機構の設計はAULの支援に向け,非常に重要な部分である.
2. システム(プロトタイプ)の実装:
設計したシステムアーキテクチャを具現するLMSのプロトタイプを実装した.本プロトタイプはアーキテクチャの設計と並行する形で実装した小規模なWebベースのプログラムであるが,この方式を採用することで,設計に要する時間を短縮することができた.また,本プロトタイプの実装から得られた知見をアーキテクチャの設計にフィードバックすることで,設計と仕様を改善することができた.
3. 実験環境の構築と基礎実験:
本研究の要素技術に関する実験を行う環境を構築し,基礎実験を行った.具体的には,LMSを常時稼働させるサーバを構築し,GPS機能を持つ複数のクライアントパソコンからサーバにその都度アクセス時間・場所を変えて,位置情報を送信し,GPSの精度に関する調査も兼ねた実験を行った.
4. 技術動向の調査:
関連する国際会議(IASTED Web-based Education 2010)に参加し,本研究の発表を行うと同時に,Webベースの教育システムに関する研究および技術動向を調査した.この会議での議論は本研究の遂行に有益であった.
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Research Products
(4 results)
