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2010 Fiscal Year Annual Research Report

アンチ・ユビキタス・ラーニングの研究

Research Project

Project/Area Number 21650007
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

天野 憲樹  岡山大学, 教育開発センター, 准教授 (30313703)

Keywordsアンチ・ユビキタス / ICT / LMS / eラーニング / 学習コンテンツ
Research Abstract

申請時の研究実施計画にもとづいて研究を行った.以下は本年度の研究実績である
1.LMSのアーキテクチャの改良
アンチ・ユビキタス・ラーニング(AUL)の基盤インフラとなる学習管理システム(LMS)のアーキテクチャを改良した.具体的には,学習コンテンツを手動で操作する機構およびこの操作に関する権限の機構を導入した.この機構により,学習者が病気などの正当な理由から,指定の時刻に指定の場所で学習できなかった場合,教員もしくはそれに準じたシステム管理者などによる学習コンテンツの柔軟な再有効化が可能になる.
2.学習コンテンツのアーキテクチャの設計
AULでは,学習者が指定する時間と場所でのみ学習を可能にするため,それ以外の状況では学習コンテンツを無効化し,学習コンテンツを取得されないようにする必要がある.こうした学習コンテンツの無効化はLMSのレベルだけでなく,学習コンテンツの構成方式(アーキテクチャ)にも深く関係するものであり,本研究では,学習コンテンツをWebページとし,アクセス時間と場所に応じた動的な生成・破棄を可能にする方式を採用した.しかし,この結果として,LMSのパフォーマンスが低下することになり,今後の課題が残った.
3.サンプルコンテンツの実装
上記で設計したアーキテクチャにもとづく学習コンテンツのサンプルを試作した.LMSのパフォーマンス問題やユーザインタフェースがあまり実装されていないこともあり,被験者による評価実験は来年度に持ち越すこととなったが,設計したアーキテクチャにもとづく学習コンテンツの実装方式を確かめることができた.
4.研究成果の公表
関連する学会(日本e-Learning学会)に本研究の成果を論文としてまとめて投稿し,査読を経て本学会の学術雑誌に掲載された.採録の論文は今年度までの本研究の成果をまとめたものであり,その独創性が評価された.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] アンチ・ユビキタス・ラーニング-概念と仕様-2010

    • Author(s)
      天野憲樹
    • Journal Title

      日本e-Learning学会誌

      Volume: Vol.10 Pages: 47-53

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2012-07-19  

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