2009 Fiscal Year Annual Research Report
マウス第18番染色体における脳梁欠損症原因遺伝子の発見
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21650086
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉山 文博 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (90226481)
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Keywords | TASマウス / 脳梁欠損 / 責任遺伝子 / FISH / 第18番染色体 |
Research Abstract |
1.2カラーFISHによる外来遺伝子染色体挿入領域の決定 脳梁欠損遺伝子導入マウスにおける本外来遺伝子は2種類挿入されていることが推察されているため、visualな2および3カラー(FITC、Cy3および両者の蛍光標識)によるFISH法により挿入領域の絞り込みを実施した。 a)外来遺伝子tTSとrtTAの相対な位置関係の検討 2種類の外来遺伝子は共に第18番染色体のAからB1領域の同一領域に挿入されていることをFISH解析よって実証検証した。 b)内在ゲノム配列と外来遺伝子との相対な位置関係の検討 外来遺伝子と内在性ゲノム配列をプローブとしたマルチカラーFISHにより挿入部位の絞り込みを実施した。現在までに外来遺伝子は第18染色体9.6~16.9Mbの間に挿入されている可能性が示され、この領域には30個の遺伝子が存在することが明らかとなった。 2.TASマウスにおける候補遺伝子発現解析 上記外来遺伝子染色体挿入領域の絞り込みに時間を要したため次年度に実施することとなった。
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