2009 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者・身障者向けリハビリテインメントマシンによる人生の活性化
Project/Area Number |
21650188
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Research Institution | Shonan Institute of Technology |
Principal Investigator |
本多 博彦 Shonan Institute of Technology, 工学部, 講師 (90339797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡崎 秀晃 湘南工科大学, 工学部, 教授 (20213928)
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Keywords | 高齢者 / リハビリ / エンターテイメント / 支援技術 / 最適設計 |
Research Abstract |
高齢者や身障者など情報弱者向けのインターフェースシステムとして、本研究では身体の動きをもとに、モーションセンサや音声によるフィードバックを主としたシステム作りを行ってきた。特に、パソコン操作を支援し誰でも簡単に扱えようにするため、マウス、スイッチ、コントローラーなどを改良し、パソコン上のポインティングデバイスの動きについて、調査、研究を行った。基盤となる入出力システムはすでに出来上がり、さらにユーザーにとって長期に渡って使いやすいものとなるように、PCのシステム情報をユーザーの動きに合わせて調整できる適合型システムとした。そして、ユーザーが楽しみながら体を動かせるように、脳トレーニングの要領で体の一部、あるいは身体全体を稼動させるように、アプリケーションの開発も行った。システムの評価として、実際に、身障者の方3名にモニタに協力して頂き、体の動きの調査、システムの効果などを定量的に測定することができた。また、湘南工科大学で「社会貢献活動」として以前より提携のある神奈川県社会福祉事業協会に協力して頂き、「高齢者向けパソコン教室」などで、本システムをインストールしたパソコンをモニターとして使用してもらい、実地調査を行うことができた。また高齢者の立場から見た現状の問題点・要望や、集団参加、生き甲斐などについて意見を得ることができフィードバックをかけることができた。研究発表として、平成21年電気学会電子・情報・システム部門大会(2009.9.3~4、徳島大学)、および日本機械学会2009年度年次大会(2009.9.14岩手大学)などにおいて口頭発表を行い講演論文集に掲載された。
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