2009 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワークロボットを用いた教育・学習支援環境に関する研究
Project/Area Number |
21650225
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
緒方 広明 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究, 准教授 (30274260)
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Keywords | ユビキタス学習 / モバイル学習 / アウェアネフ / ネットワークロボット / 実世界アバタ / センサー / インタラクション |
Research Abstract |
本研究では、ネットワークロボットや実世界アバタを教室や家庭に配置し、遠隔講義や協調学習、ユビキタス学習を支援する、学習環境を設計、開発、評価を行う。特に、Educational RobotsやAvatarを設計する際に重要となる要件やその学習効果を明らかにし、ガイドラインを作成する。ネットワークロボットを用いて、教育や学習を支援することは、新しい研究分野であり、高度なインタラクティブ性と存在感による、学習への効果が期待される。ロボットを用いることによる学習効果や現象を発見したり、どのような利用方法において、ロボットにどのような能力が必要か、などの設計、開発のガイドラインを策定する。 本研究では、平成21年度に実世界アバタやロボットの基盤部分を設計し、開発を行った。 1. 国内外のネットワークロボットを用いた学習支援の先進的な取組の視察・調査 2. 遠隔講義を円滑に行うために必要な行動の分析、調査 3. ネットワークロボットを用いた学習支援システムの全体設計 4. NERBLEのためのサーバシステムの設計と構築 5. サーボモータ等を用いたNERBLEのロボット制御装置の設計と開発 6. NERBLEの遠隔学習者のためのアプリケーションインタフェースの設計と実装 7. NERBLEによる対話型データ可視化システムの設計と実装 8. レーザポインタを用いた、指示動作等のアウェアネスシステムの設計と実装 9. NERBLEに適したビデオ会議アプリケーションの設計と実装 10. NERBLEを用いた学習における教材推薦システムの設計と実装 11. 第一次プロトタイプシステムの構築 12. 第一次システムの評価と考察、改善点の抽出
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