2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21652051
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Research Institution | Reitaku University |
Principal Investigator |
山川 和彦 Reitaku University, 外国語学部, 教授 (30364904)
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Keywords | 言語政策 / 言語マネジメント / 言語景観 / ニセコ / プーケット |
Research Abstract |
北海道ニセコ地域とタイ・プーケットを比較しながらリゾート地における多言語事情と言語マネジメントを考察し、地域的な言語政策のあり方の提言を目指した本研究の一年目の研究実績は、簡潔にまとめると次ようになる。 全般的には、言語景観の観察調査と公的機関における政策および現状に関するヒアリングを行い、概略的な情報収集を行うと同時に、二年目に計画している個人へのインタビュー調査に向けた調査準備を行った。 まず、プーケット島に関しては、現地調査を平成22年2月に行った。その内容は、1) オンシーズンにおける主要地域の言語景観事情を調査し、情報収集を行った。2) プリンス・オブ・ソンクラー大学日本語教員及び大学院生の協力を得て、現地ホテルに勤務するタイ人にヒアリングを行い、個人言語管理事情について予備調査を行った。タイ国政府観光庁プーケット事務所長との面談、現地の中等教育および語学学校での言語教育に関する資料収集を行った。3) サイアム大学日本語教員の協力を得て、観光ガイド研修コースのカリキュラム資料の収集を行った。これらの成果は、2年月に予定するホテル、お土産店などで働く人材へのインタビューにつながるものである。 次に、ニセコ地区における情報収集は、次の3回に分けて行った。11月:倶知安町観光振興課、ニセコ町観光振興課、倶知安町観光協会、一般社団法人ニセコプロモーションボードなどにて、ニセコ地区の訪日観光事情とプロモーション、地域の受入れ等についてヒアリングした。12月:倶知安町企画課及び学校教育課にて、第五次総合計画および樺山地区小学校の実情ヒアリングおよびオンシーズン時のスキー場周辺の言語景観について調査した。3月:倶知安観光協会ピラフ支部にて宿泊施設の組織的活動の有無など、北海道運輸局にて、北海道全体の外客誘致に関する取り組みをヒアリングした。
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Research Products
(1 results)