2011 Fiscal Year Annual Research Report
高大連携による大学における新しい東南アジア教育モデルの構築
Project/Area Number |
21652063
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
青山 亨 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (90274810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桃木 至朗 大阪大学, コミュニケーションセンター, 教授 (40182183)
中村 薫 芦屋大学, 臨床教育学部, 教授 (80369719)
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Keywords | 東南アジア史 / 東南アジア教育 / 高大連携 / カリキュラム開発 / 社会教育 |
Research Abstract |
東南アジア教育にかかわる大学の教員と社会科担当の高校の教員が共同して研究会を開催することによって以下の事業をおこなった。 1.東南アジア教育にかかわる大学教員と高校教員の高大連携のネットワークを形成した。 1)2011年6月11~12日に北海道大学で開催された東南アジア学会第85回研究大会においてパネル「北海道でどのように東南アジアを教えるか/学ぶか」を企画し、大学教員4名と北海道地区の高校教員3名が参加して、北海道の地域特性を生かした地域研究教育のあり方について報告をおこなった。 2)2011年10月29日に名古屋大学で開催された東南アジア学会中部例会でミニシンポ「東南アジアを如何に教えるか」を企画し、大学教員3名の報告と名古屋地区の高校教員参加者による意見と情報の交換をおこなった。 2.共同研究を通じて、東南アジア教育にかかわる情報の収集と交換・共有をすすめ、大学と高校の間の視点のギャップを埋めた。 1)2011年8月2日に東京外国語大学で高大連携東南アジア教育研究会を開催し、大学教員1名と高校教員1名が、大学と高校における東南アジア教育の課題と解決への取り組みについて、報告をおこなった。 2)2011年3月24日に同志社大学で開催された東南アジア歴史教育研究会に参加し、大学教員と高校教員を交えて、意見と情報の交換をおこなった。 3.高校での東南アジア教育の実情をふまえて、大学での教養教育あるいは入門教育において新たな教育モデルを構築した。 昨年度に引き続き、東京外国語大学において東南アジアについて学ぶ初年次学生を対象に「東南アジア研究入門」講義を開講し、教材の開発を進めた。
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