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2009 Fiscal Year Annual Research Report

魚霊供養からみる海洋資源の利用と変化-魚霊供養碑データベースの構築

Research Project

Project/Area Number 21652072
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

田口 理恵  Tokai University, 海洋学部, 准教授 (70390713)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 登  東海大学, 海洋学部, 教授 (70349330)
関 いずみ  東海大学, 海洋学部, 准教授 (20554413)
Keywords魚霊供養 / データベース / 生命観、自然観 / 文化人類学 / 水産資源 / 漁業と信仰 / 海洋教育
Research Abstract

本研究は、水産資源と人間との関わりを、魚霊供養碑を焦点に考えようとするもので、その手がかりとして供養碑のデータベース構築を目指している。魚霊供養の全国分布を把握し、建立の背景等を検討することは、水産資源の利用に見る地域的な特徴とともに、自然観・生命観の変容を明らかにすることができると考える。
本研究の初年度となる本年度は、魚霊供養碑に関する基礎情報の収集に重点をおいた活動を進めてきた。まず、上半期には、文献等を利用して供養碑に関する情報収集を行い、一基一件で、祀られた生物、碑名、位置情報(緯度・経度、住所など)、建立年、建立の経緯等の項目に沿って、894基の供養碑基礎情報の入力作業を進めた。同時に、静岡県西伊豆沿岸および遠州灘沿岸において、学生の調査実習も兼ねた供養碑の調査を行った他、科研メンバーで愛知県知多半島、千葉県房総半島にて、供養碑の所在確認と聞き取りのための調査を実施した。供養習俗について理解を深めるために講師を招聘しての研究講演会を2回、調査報告会を2回、東海大学海洋学部にて実施し、現地調査の方法や成果およびアンケート調査について議論を重ねてきた。
2月末には、『漁協ブック2009』をもとに、全国1065の漁協あてに漁獲物への供養に関するアンケート用紙を送付した。3月31日の段階で329通の返信があり、うち167漁協より供養祭や供養碑の存在についてご教示いただいた。アンケート結果を整理しつつ、平成21年度内に送れなかった漁協へのアンケート送付の準備を進めている。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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