• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Annual Research Report

ユーザーイノベーションの企業戦略への活用支援システムの研究

Research Project

Project/Area Number 21653031
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

高橋 真吾  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20216724)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大堀 耕太郎  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (20514409)
Keywordsユーザーイノベーション / イノベーティングユーザー / 消費財 / 社会シミュレーション / コミュニティ / ネットワーク構造
Research Abstract

まず日本でのユーザーイノベーションの生起と特徴を確認するために,日本の登山市場およびマウンテンバイク市場でユーザーイノベーションの調査からイノベーティングユーザーの普遍的な特徴の分析を行った。それにより日本の登山製品市場におけるイノベーティブユーザーとノンイノベーティブユーザーとを区別する判別関数を同定し,また,マウンテンバイク市場におけるリードユーザーの行動特性を分析することができ,ユーザーイノベーションのメカニズムを解明するためのエージェントモデルの構築が可能になった。
実証分析の結果に基づいて,消費者と企業が動的に相互作用し,市場における動的な状況変化を分析するための枠組みを構築した。本枠組みを利用することで,現実市場で観測困難なユーザーの購買機会の損失やユーザー間のユーザーイノベーション伝播といった現象をエージェントベースモデルにより可視化した。
本枠組みの有効性を検証するために,2つの製品開発戦略シナリオ,すなわち伝統的な市場調査の手法と,ユーザーイノベーションを活用する手法を用いて,4つの市場状況市場状況シナリオとの組み合わせて,市場変化のマクロ視点からの分析を可能性のランドスケープにより分析し,またその変化の傾向が生じるメカニズムをミクロ視点から考察した。
本研究の枠組みによるエージェントベースシミュレーションを用いることで企業は自社のユーザーイノベーション活用戦略を実施前に評価することができる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 新製品開発時におけるユーザーイノベーション活用支援のための状況ベースアプローチ2011

    • Author(s)
      大堀耕太郎, 高橋真吾
    • Journal Title

      経営情報学会誌

      Volume: 19巻4号 Pages: 317-340

  • [Journal Article] イノベーティングューザーの特徴抽出-日本の登山製品市場におけるユーザーイノベーション2011

    • Author(s)
      大堀耕太郎, 木賊淳一, 高橋真吾
    • Journal Title

      経営行動科学

      Volume: 24巻第3号 Pages: 181-196

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 多様なコミュニティにおける情報伝播とネットワーク成長の相互作用分析2011

    • Author(s)
      中沢匡伸, 高橋真吾
    • Organizer
      計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会
    • Year and Date
      20110000

URL: 

Published: 2013-06-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi