2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21653053
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
中村 佐織 京都府立大学, 公共政策学部, 教授 (80198209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 信子 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (00204834)
西梅 幸治 高知女子大学, 社会福祉学部, 講師 (00433392)
山口 真里 広島国際大学, 医療福祉学部, 講師 (70441566)
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Keywords | ソーシャルワーク / 社会福祉援助技術 |
Research Abstract |
本年度は、まず、生活支援ツールおよびソーシャルワークの支援ツールに関する文献による先行研究を継続して行ってきた。特に、コンピュータの実践支援ツールに関しては、チームアセスメントだけでなくケアマネジメント・アプローチ(院生の研究に対する指導のなかで作成・試行に関わった)に関する質問項目や実践での検証を実施してきたところである。なかでも、チームアセスメント支援ツールでは現在、現場のソーシャルワーカーに質問項目の精査や使い勝手についてのヒアリング調査を行い、改良のポイントを確認し、実践での活用にむけての妥当性を検証している状況である。一方で、アニメーション・ソフトに関する調査も継続的に行ってきているが、そこに新たな問題として開発期間やコストの課題が明らかになってきた。このことについては、引き続き検討していくことにした。 こうした状況をうけて、数度にわたる研究分担者との打ち合わせを行い、生活支援実践ツールの内容を広げる方向も確認した。その結果、実践での活用にむけては、ワークシートやチェックリスト、評価表などのような紙媒体の支援ツールを活用する実践展開や、視聴覚素材を活用する実践展開を視野に入れた幅広い支援ツールの開発の検討も考えていくことにし、最終年をすすめることとした。そして、それらの結果をふまえて、本研究の報告書をまとめていくこととした。
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