2010 Fiscal Year Annual Research Report
仮想世界ゲーム電子版の開発と集団状況のリアリティ形成要因の明確化
Project/Area Number |
21653059
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
柿本 敏克 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (70269257)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細野 文雄 群馬大学, 社会情報学部, 助手 (10261827)
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Keywords | 集団間関係研究 / 仮想世界ゲーム / 電子版の開発 |
Research Abstract |
集団間関係研究の新しい方法として仮想世界ゲーム電子版の開発を試みた。本年度は次の2点を実施した。 (1)ゲームのコーディングおよびテスト 電子版のシステム設計にもとづいてプログラムを作成し、動作テストを行った。 (2)インターフェイスの開発・改良 試作品の開発仮想世界ゲームへの参加者(プレーヤー)がスムーズにゲームに参加できるような仕組み(インターフェイス)を開発した。またゲーム実施者(実験者、進行係)がゲームを制御しやすくする仕組みを工夫した。 具体的には、実際のゲーム参加に先立ってプレーヤーを電子版のインターフェイスに慣れさせるための「練習セッション」を開発した。また、プレーヤーがゲーム内で他のプレーヤーとの間で行った取引の記録が表示されるよう改良した。ゲーム実施者に対する仕組みとして、ゲームの制御用インターフェイスとモニタリング用インターフェイスを試作した。前者はゲームの実験環境を設定・変更し、セッションの開始・終了、イベントの発生といった操作を行うためのもので、後者はゲーム状況を把握するためにゲーム中の各プレーヤーの状態や進行状況を閲覧するためのものである。 改良のための予備実験試作品を改良するため少人数のゲーム参加者を用いた予備実験を行なった。並行してゲーム実施者のためのインターフェイスの改良も行なった。
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