2011 Fiscal Year Annual Research Report
描画と言語プロトコルの統一的分析法の開発とそれに基づく臨床社会心理学的研究
Project/Area Number |
21653061
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩満 優美 北里大学, 大学院・医療系研究科, 教授 (00303769)
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Keywords | 描画 / 言語プロトコル分析 / 臨床社会心理学 / 面接調査 / 野外調査 / 特異値分解 / 画像解析 / 数理モデル |
Research Abstract |
本研究は、描画と言語プロトコルの統一的観点に立った分析法を開発し、その方法に基づいて臨床社会心理学的研究を行った。 1.描画と言語プロトコルの統一的観点に立った分析法を開発 本研究では、描画法と言語プロトコルの解析法を新しく展開する。描画像は、スキャナーを用いて計算機の画像に描画を取り込み、画像をフーリエ解析、ウェーブレット解析、特異値分解等を行った。また、言語プロトコルも、単語の頻度情報から、同様の方法を用いた、分析法を開発して、その成果を発表した。 2.描画と言語プロトコルを用いた面接と社会調査の実施と分析 国内および海外の一般成人を対象者として樹木法による描画と生活一般についての言語記述を求めた。この方法に加えて、SDS,YG,STAI、BDIなどの質問紙調査を行い、社会や人間関係の社会的認知に関する質問紙調査を行った。これらのデータをまず、研究開発した分析法で描画像と言語プロトコルデータを分析した。また、描画は、筆圧や描画の順序を把握できるペンタブ入力装置を利用する方法も検討を試みた。また、質問紙調査項目との関連性分析を行った。 3・精神障害者、外国人に対する偏見や対人認知を検討するための描画と言語プロトコルを用いた調査の実施と分析 国内および海外の一般成人を対象者として精神疾患患者や外国人に対するイメージ画を描かせ、対象者についての言語記述も求めた。また、対象地域での歴史的文書の資料分析や現地調査も行った。
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Research Products
(8 results)