2011 Fiscal Year Annual Research Report
社会の国際化に備えた教員養成段階における隣国での教育実習と成果共有に関する研究
Project/Area Number |
21653102
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
全 炳徳 長崎大学, 教育学部, 教授 (10264201)
劉 卿美 長崎大学, 大学教育機能開発センター, 准教授 (00346941)
楠山 研 長崎大学, 教育学部, 准教授 (20452328)
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Keywords | 社会の国際化 / 教員養成 / 隣国での教育実習 / 国際理解教育 |
Research Abstract |
ICTの発達により、あらゆる情報がスピード化、国際化されるようになった。これに促されるように、各国の社会も国際化の波にさらされている。そして、この波は学校教育も直撃し、国際理解教育の充実が求められるようになっている。しかし、この社会の要求に沿った教員養成が計画的に展開きれているとは言いがたい。 学校教育における国際理解教育を推進・充実していくためには、文化の異なる社会に身を置き、それを理解してきた経験を持つ教員を多く育てる必要がある。また、学校教育の中で、児童・生徒も異なる文化に出会い、その理解に務めることが重要である。これらの課題の解決法として外国における教育実習の実施がある。 そこで、長崎大学教育学部が韓国の漢陽大学校と実施している短期留学プログラム(I-STEP : International Student Teachers Exchange Program)を活用して、日本と韓国の学生が互いに相手の国の学校で教育実習を行うことにした。このI-STEPは西暦の奇数年と偶数年によって長崎大学と漢陽大学校の学生が一年毎に相手大学を訪問し、学修することになっている。本年度は、長崎大学の学生20名が漢陽大学校を訪れ、大学校の附属小学校で国語と音楽を、附属中学校で英語と理科の授業を行なった。これらの授業実施にあたっては、漢陽大学校の学生が全面的に協力してくれ、両者の知恵によって実習は円滑に進んだ。授業後、小中学校の児童・生徒を対象として調査を行ったが、児童・生徒からは好印象の回答が返ってきた。学生たちからも国際理解に向けた肯定的な回答が来た。この成果は、来年度の韓国多文化理解学会で発表する。
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