2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21654009
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
坪井 俊 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (40114566)
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Keywords | 無限単純群 / 微分同相群 / 完全群 / 幾何学的群論 / 幾何学 / トポロジー / 代数学 |
Research Abstract |
単純群Gの単位元以外の元gに対して、gとg^<-1>の共役類の和集合C_gを考え、集合{C_g | g∈G】上に次の距離を定義する。 d(C-<9-1>, C-<g_2>)=log min{k | g_1∈(C_<g_2>)^k,g_2∈(C_<g_1>)^k). この距離dを、松田能文、児玉大樹らと無限交代群A_∞=lim A_nに対してほぼ決定しているが、さらにその拡張について検討した。特に、共役類の台の大きさが定義されるときには、それが距離の非自明性についての第1の手がかりであることが分かった。 この研究のために10月に「多様体の平面場と微分同相群2011研究集会」(Plane Fields on Manifo lds and Diffeomorphisms Groups 2011)を開催し、情報の収集につとめた。 6次元以上の偶数次元閉多様体M^<2n>の微分同相群Diff^r(M^<2n>) (r\neq 2n+1)の恒等写像の成分Diff^r(M^<2n>)_0は、一様完全であることおよび多様体が連結ならば一様単純であることを示した論文を出版した。この場合、多様体により、交換子積長の最大値、あるいは1つの元を非自明な他の元とその逆元の共役の積で書くための共役の個数は多様体に依存する可能性がある。なお、この結果により、閉多様体の一様完全性の問題は2次元多様体、4次元多様体を除いて解決された。 任意の次元の球面の向きを保つ同相群、任意の次元のメンガーコンパクト空間の同相群に対し、任意の元はただ1つの交換子に書かれることを示し、これをいくつかの研究集会で発表した。
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Research Products
(2 results)