2011 Fiscal Year Annual Research Report
偏微分方程式問題解決シミュレーションプログラム生成支援環境の研究
Project/Area Number |
21656025
|
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
川田 重夫 宇都宮大学, 工学研究科, 教授 (30150296)
|
Keywords | PSE(Problem Solving Environment) / 問題解決環境 / コンピュータシミュレーション / シミュレーション支援 |
Research Abstract |
計算科学・工学において問題解決環境(PSE(Problem Solving Environment))の研究が進展し,様々なPSEが研究開発され活躍している.製品開発や研究のための計算機シミュレーション手法が不可欠であり,シミュレーションを支援するPSE,プログラム生成支援PSE,教育においても教育支援PSE,グリッド/クラウドコンピューティングを支援するPSE,並列計算を支援するPSEなどが登場した.これらのPSEはそれぞれの問題に特有のシステムであるが,その一部の部品は複数のPSEで再利用可能であることもわかった。一方で様々なPSEが開発されるに伴い,PSE開発が多大な労力とコストを必要とするようになった.そこで,本研究では,PDE(偏微分方程式)問題解決やプログラミング教育支援などに分野を限ることで,PSE開発そのものを支援するためのPSEの研究を行った.今年度は,昨年までに開発したPDE問題用PSEや教育支援PSEをモジュール化し,共通に使えるモジュール部品を組み合わせることで,PSEを構築支援するメタPSEを構築した.このシステムをPSE Parkと呼び,分散計算機環境にモジュールを配置し,ユーザがモジュールをつなぎ合わせることで,新たなPSEを開発することを支援するPSE環境のフレームワークを研究構築した.今年度はPSE Parkフレームワークをスムースに利用できるよう利用者支援機能を中心に研究開発を行った.その成果を主催した国際会議及び国内学会でPSEセッションや研究会で発表討論した。今後の研究の発展につながる成果が得られた。
|
Research Products
(7 results)
-
-
-
-
-
[Presentation] 問題解決環境のフレームワーク(PSE Park)における一機能の開発2011
Author(s)
海老原龍夫, 小橋博道, 寺元貴幸, 石原隆, 松本正己, 早勢欣和, 真鍋保彦, 宇佐見仁英, 川田重夫
Organizer
第16回日本計算工学会講演会,F-7-3,pp.1-4
Place of Presentation
東京大学柏キャンパス
Year and Date
2011-05-26
-
[Presentation] 問題解決環境のフレームワーク(PSE Park)2011
Author(s)
小橋博道, 海老原龍夫, 石原隆, 寺元貴幸, 松本正己, 早勢欣和, 真鍋保彦, 宇佐見仁英, 川田重夫
Organizer
第14回問題解決環境(PSE)ワークショップ2011,F-7-5,pp.1-4
Place of Presentation
東京大学柏キャンパス
Year and Date
2011-05-26
-