2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21656055
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
望月 修 Toyo University, 理工学部, 教授 (50157830)
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Keywords | カエル / 水しぶき / 水流音 / 親水性 / 衝突 / 気泡 / 衝突速度 |
Research Abstract |
1.カエルの飛び込みに伴う現象を高速度撮影およびPIV法により詳細に観察した。また、カエルの種類の違いによって、その飛び込みから及びスプラッシュの上がり方の違いについてしらべた。その結果、水棲のカエルでは飛び込み姿勢として腕を側面に付け頭から入水する。これに対して、陸棲のカエルでは腕を前に出し、腹から入水する。この違いは発生する音にも影響し、水棲のカエルの場合には滑らかに入るために気泡の取り込みも少なく、発生する音は純音に近く音圧レベルは低い。陸生のものでは腹打ちであるために、広い範囲の水を押しのけてはいるために、多くの気泡も取り込まれる。このために、音の周波数帯は広くなり、いわゆるドボンという音である。音圧レベルも高い。 2.物体の突入する速度のスプラッシュに及ぼす影響を調べるために、単純形状として、球体を選び、その突入速度を変化させて実験を行った。突入速度によって、スプラッシュのパターンを2つに分類した。1つは物体が着水直後に発生する小さな水滴の発生であり、その後衝突の反動で生じる高く上がる水の柱である。
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Research Products
(8 results)