2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21656068
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
福島 直人 Tokyo Institute of Technology, イノベーション研究推進体, 特任教授 (90420299)
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Keywords | 機械力学・制御 / エネルギー効率化 / 知能ロボティックス / 電子デバイス・機器 |
Research Abstract |
(1)推進体のモデル化と解析、制御則導出とシミュレーション評価 (1)推進体の解析モデル作成 スクリューレス推進のための慣性駆動系、推進体の3次元運動と水の粘性抵抗を考慮したモデル化を行なった. (2)3次元空間を移動するための推進原理の解明 振動推力、ジャイロモーメント、遠心力の推進への寄与解析を行い、推進の可能性を確認した.しかし移動した距離に対し必要とするエネルギーが大きく効率が極めて悪いため、実用的な推進手法とするためには更なる改良が必要であることを確認した. (2) 新しい発電システムの試作と実験確認 (1)実験装置の試作 軽量・コンパクトで機械・電気変換の高効率化を目指し、パラメータ励振の原理を用いた新しい発電システム試作した.システムは、インダクタンス可変ソレノイド(可変幅0.3-1.0H、巻き線抵抗10Ω)と珪素鋼板製コア材とコア材を駆動するサーボモータ及びドライバとベアリング付きリンク機構と800μFの無極性キャパシタと出力電力評価用耐発熱抵抗(10Ω)から構成されている. (2)実験確認 計画段階における雷気回路モデルを用いたシミュレーション結果からパラメータ励振の生成が予想された.しかし、試作システムの実験結果からはパラメータ励振が生じなかった.この原因はインダクタンスの割にソレノイド巻き線抵抗が大きためであることが分かった.次年度は、可変幅が大きく抵抗の少ないソレノイド改良試作とパラメータ励振が生じやすいシステム構成の両面から検討していく.
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Research Products
(1 results)