2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21658051
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大澤 俊彦 Nagoya University, 大学院・生命農学研究科, 教授 (00115536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 有紀 愛知学院大学, 心身科学部, 講師 (20388060)
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Keywords | クルクミン / 脂肪細胞 / 代謝物受容体 / テトラヒドロクルクミン / ターメリック |
Research Abstract |
クルクミンは香辛料ターメリックの主要な色素成分である。申請者らは、クルクミンの代謝産物の一つであるテトラヒドロクルクミン(THU1)は、クルクミンに比べて強い抗酸化性を有することを、試験管レベルだけでなく、動物個体レベルでも明らかにしてきた。本研究では、クルクミンの代謝物に対する受容体の探索を目的とした。 クルクミンの代謝物受容体の探索を進めるにあたり、免疫化学的な手法を用いた検討を行った。今年度は、THU1に対するポリクローナル抗体の作製を試みた。2種類のTHU1誘導体を抗原として、ポリクローナル抗体を作製した。次にTHU1で処理した脂肪細胞を、このTHU1に対するポリクローナル抗体を使って免疫細胞染色を試みた。その結果脂肪細胞の細胞膜上には、THU1の標的タンパク質が存在する可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)