2009 Fiscal Year Annual Research Report
ケアマネージャーによる要介護者・主介護者に対する複合的介入-ランダム化比較試験-
Project/Area Number |
21659127
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
葛谷 雅文 Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10283441)
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Keywords | 要介護高齢者 / 介護保険 / ケアマネジャー / ケアプラン / 複合介入 / ランダム化比較試験 / 主介護医者 / 老年症候群 |
Research Abstract |
本年度は当初の計画通り名古屋市高齢者療養サービス事業団所属の居宅介護支援事業所をベースに研究参加者を募り、書面での同意を得た在宅要介護高齢者ならびに主介護者の登録作業を平成21年6月から11月まで実施し、計約1100名の要介護者を登録した。さらに登録者には以下の調査を登録時に実施した。 a)患者の属性b)社会的背景c)老年症候群d)要介護認定e)疾病背景f)既往歴g)身体機能ならびに精神心理機能(ADL,IADL,認知症の有無、うつの有無)h)使用介護サービスi)併存症の評価j)薬剤調査k)主介護者の属性、状態(健康状態、介護負担感:Zarit介護負担尺度) また、当初の計画に沿ってケアマネジャーは各区ごとにランダムに2群に分割され、介入群に対しては5項目(a)転倒、骨折、b)誤嚥性肺炎、c)低栄養ならびに体重の未測定、d)服薬管理困難者における服薬管理者の欠如、e)不適切な介護ならびに主介護者の介護負担感)に対するリスク評価を行い、「リスクあり」と評価された場合は、それぞれの項目に対する介入(マニュアルに沿ったケアプログラム)を追加した。 現在、上記の内容は全て完了し、イベント調査(1)病院への入院(入院理由も)、2)介護施設への入所3)死亡、4)脱落(同意撤回、フォローアップ不能など))を継続している。
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