2009 Fiscal Year Annual Research Report
スキルスラボ教育を活性化させる非常勤医師プログラム開発
Project/Area Number |
21659128
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伴 信太郎 Nagoya University, 医学部附属病院, 教授 (40218673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植村 和正 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40303630)
西城 卓也 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90508897)
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Keywords | 医学教育 / スキルスラボ / 再研修 / 基本的臨床能力 |
Research Abstract |
【本年度活動報告概要】 平成21年度は、RICS:基本的臨床技能教育スタッフ再教育コース(Retraining course for Instructors on Clinical Skills)の開発・検証を行う3年計画の初年度として、RICSのパッケージ化の土台作りを進める年と位置づけていた。その上で2つの予備調査1:RICSニーズ調査、2:RICSパッケージ化を進めた。 【具体的活動報告】 1:ニーズ調査: 当部局に、一名の再教育者がいたため、例年通り、模擬患者を用いて行われる医療面接・身体診察実習に参加させ、再教育を進めた。また実習後、その関係者らに直接インタビューを録音しつつ、経験の振り返りを行った。その事例からニーズ調査のための質問項目を抽出する作業を進め、調査の半構造化をしている。ここで構築した、半構造化アンケート/面接による調査を、これまでの参加者や今後の参加者などに実施するため、その調査準備を進めている経過である。少数であるが事例を重ねて質的に分析を行う。 2:パッケージ化: 研究関連図書からプログラムに有用な情報を抽出し、また学会で情報収集を行い、研究協力者らとRICSに関して議論した。現在は、臨床スキル獲得コース・教育スキル獲得コースに必要な資料の作成や、講義内容の構築を行っている。同時にRICS実施のために必要な物品も購入し、プログラムのハード面も構築を推進し、来年度の実施体制を整えつつある段階である。RICSには、プログラム参加者の募集が重要となってくるため、公募を含めた募集を展開している段階である。
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