2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21659133
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
辰巳 治之 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90171719)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木内 貴弘 東京大学, 医学部, 教授 (10260481)
高塚 伸太朗 札幌医科大学, 総合情報センター, 助教 (30457733)
新見 隆彦 札幌医科大学, 医学部, 助手 (10404584)
中村 正弘 札幌医科大学, 総合情報センター, 助教 (20260763)
森崎 龍郎 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20404725)
|
Keywords | 地域医療 / オーバーレイ・ネットワーク / Virtual IX / 情報薬 / 周産期 / ユビキタス / 語彙連鎖構造解析 / 医学教育 |
Research Abstract |
前年度の研究を踏まえ、オーバーレイ・ネットワークを実現したVirtual IXの導入をいろいろ検討したが、コスト・パーフォースにおいて、パーフォーマンスは改善されるも、必要な経費をどう捻出するかがネックになり、医師偏在を解決するための実運用のところで障害が大きい。そこで、北海道南西部広域医療連携ネットワークと連携し、医師偏在解消のためのユビキタス医療教育環境の改善を試みた。情報技術をどのように活用すれば、医師偏在解消が可能になるかを、現場の意見を中心に検討した。医師間のコミュニケーションを促進することにより、ユビキタス医療環境の改善を試みるために必要なfirst stepは画像より音声ということで、主観評価を行ったところ客観評価に関してはSkype、BizMateともに、講義音声ではネットワーク帯域と比例して評価値が上昇したが、医療機関でのVirtual Internet exchange (VIX)構築の効果の検討に関して、VIX設置による主観的評価では高くなかった。それは、ダブルブラインドによる評価をしなかった為、VIXを設置したので改善されるだろうという先入観が逆に働き、評価が低かったと考えられる。導入費用が安く気軽に使えるシステムが、医師偏在解消のための環境構築には適しているようであった。そこで医師間コミュニケーション促進の為に今後ユビキタス環境を考慮し携帯端末対応のシステムを次に検討したい。また、実教育環境及び地域医療の現場との連携が重要と考え、ITによるシステムを使ってみたいという気にさせる仕組み作りが重要で、所謂「情報薬」の開発が課題である。効果的な「情報薬」として、実運用面上で使えるシステムの講習会などが医師偏在解消の助けになるのではないかと考え、地域医療で重点が置かれている周産期システムを検討し導入支援した。
|
Research Products
(21 results)