2010 Fiscal Year Annual Research Report
難治性喘息に対する創薬への挑戦-新規NF-kB阻害薬(DHMEQ)の可能性-
Project/Area Number |
21659206
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西村 正治 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00208224)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤堂 省 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60136463)
南須原 康行 北海道大学, 病院, 准教授 (30322811)
今野 哲 北海道大学, 病院, 助教 (20399835)
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Keywords | 難治性喘息 / DHMEQ / 創薬 |
Research Abstract |
本研究は、in vitro及びin vivoの系を用い、喘息モデルにおけるDHMEQの効果に関する基礎的データの確立を目的とする。 平成21-22年度は、DHMEQが、TNF-αやIL-4刺激による気道上皮細胞(BEAS-2B)からの種々のケモカイン産生を抑制することを見出し、またマウス喘息モデルにおいて、DHMEQの腹腔内投与が、気管支肺胞洗浄液中の好酸球割合、Th2サイトカイン濃度、更には、気道過敏性、粘液産生、気道周囲の線維化を抑制することを確認した。 平成23年度は、平成22年度に得られた、特にマウスモデルの系における再現性を確認する。また、慢性モデルにおけるDHMEQの効果発現の機序を検討するために、各種成長因子等の発現の変化も検討する。in vitroの系においては、線維芽細胞の増殖能に与えるDHMEQの効果について検討をおこなう予定である。一定の結果が得られるようであれば、論文としての報告を最終目標とする。
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