2011 Fiscal Year Annual Research Report
蘇生後脳症に対する幹細胞移植のトランスレーショナルリサーチ
Project/Area Number |
21659344
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
宮田 圭 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80438051)
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Keywords | 移植・再生医療 / 再生医学 / 神経科学 / 脳・神経 / 発生・分化 |
Research Abstract |
本研究は、ラット心肺停止モデルを用いて、全脳虚血に対する骨髄幹細胞による細胞治療の効果を検討するものである。 昨年度までは、心肺停止-蘇生後脳症のモデル作成と評価方法を確立し、心肺停止後の-蘇生後脳の状態を、動物実験用MRIを用いてMRS機能で代謝を測定したりfMRIで脳機能を解析したり、アポトーシスの観点から組織学的に解析した結果、骨髄幹細胞の静脈内投与治療によって著明に改善することが判明した。 また、細胞治療の最適条件を投与細胞数や投与時期を変化させて検討を加えた結果、1x10^6個を可及的速やかに投与することが最適との結果が得られた。 さらに遺伝子組換え細胞を用いた実験により、BDNF,GDNF,PLGFなどの治療遺伝子を組み込んだ細胞は、脳虚血に対して更なる治療効果が得られる可能性があることが判明した。 以上のように、補助金は当初の研究目的および研究実施計画にそって補助条件に従って、非常に有効に使用されている。
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