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2009 Fiscal Year Annual Research Report

咽頭機能に果たす口腔の役割

Research Project

Project/Area Number 21659445
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

前田 芳信  Osaka University, 大学院・歯学研究科, 教授 (10144510)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢儀 一智  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 医員 (60456952)
東 高志  京都大学再生医科学研究所, 附属ナノ再生医工学研究センター, 研究員 (40378899)
KeywordsMRI / 咽頭 / 無歯顎
Research Abstract

本研究では,歯の喪失による口腔形態の変化が咽頭形態に与える影響について調べる目的で,無歯顎被験者を対象に口腔と口腔咽頭の形態の関係を,MRIを用いて視覚的に明らかにすることを試みている.研究計画に従い,本年度はMRI撮像を行うにあたり,撮像シーケンスの選択並びに,空間位置情報の精度の検討を行った.撮像には高速撮像法を用い,一辺20mmの単位立法格子からなるファントムを撮像し検討した結果,axial断面における断面積の計測においては,アイソセンターからの距離に応じて過小評価する傾向を示すものの,前後50mmの範囲においては,5%未満の誤差範囲で計測できることが確認できた.研究計画に従い,その後同条件下で無歯顎被験者を対象に,全部床義歯装着の有無が口腔咽頭形態に及ぼす影響について検討した.口腔咽頭領域が精度高く評価できるよう頭部の位置付けを行い,2名の無歯顎被験者を対象に,全部床義歯装着の有無が鼻呼吸下の口腔咽頭断面積に及ぼす影響について検討した結果,口腔咽頭断面積は,硬口蓋後縁レベルから口蓋垂レベルまでは単調に減少した後,喉頭蓋レベルまでは増加する傾向を示すことがわかり,また全部床義歯非装着時には,装着時よりも鼻咽腔断面積が減少することがわかった.こうした結果は,歯の喪失に伴う口腔形態の変化と咽頭気道の形態変化の関係の一端を示すものと考えられる.今後有歯顎者との比較についても検討を加えながら,継続的にデータを蓄積する予定である.

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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