2009 Fiscal Year Annual Research Report
施設の住居化と住宅の施設化による高齢者介護の場の良質な居住環境確保に関する研究
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21686058
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| Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
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Principal Investigator |
石井 敏 Tohoku Institute of Technology, 工学部, 准教授 (90337197)
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| Keywords | ユニット型高齢者施設 / 図面分析 / 居住環境 / 特別養護老人ホーム / 老人保健施設 / 空間整備 / ユニットケア |
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| Research Abstract |
本年は、全国のユニット型施設の居住環境整備の現状を分析し、全体計画及びユニット内の計画を中心に実態と傾向を明らかにした。さらに施設種別、都道府県別(政令指定都市含む)、開設年などの項目ごとに、全体の空間構成及びユニット内空間の構成の傾向と相違を明らかにした。調査は、ユニット型の高齢者介護施設(特別養護老人ホームおよび老人保健施設)の平面図および関連資料をもとに、各施設の構成やユニット内空間を分析・考察した。今回は2,000を超える全国のユニット型施設の平面図をもとに分析を行った。特養・老健の種別での分析、所在地別(都道府県・政令指定都市)での分析、さらには開設年別での分析を行うことで、現在のユニット型居住施設の空間整備の実態を明らかにすることができた。これまで十分明らかになっていなかったことであり、貴重なデータとなった。個別ケアをベースとしたユニットケアを提供し、質の高い暮らしを保証するためにはその環境は重要である。特にユニット単位でのスムーズな生活とケアの実現には、ユニットごとにしっかりと設備を整えていくことが重要となるが、まだまだ十分ではない整備の実態が示された。また、特に自治体による空間整備の状況における大きな差異が明らかになった。今後は、空間整備の質の違いが、利用者の生活に及ぼす影響をより詳細に明らかにすることにより、より一層空間整備のあり方、その方向性についてしっかりとした指針を整備していくことが今後ますます重要となる。
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Research Products
(2 results)
