2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21700068
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
玉造 潤史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (90322049)
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Keywords | イーサネット / TCP/IP / 速度コントロール |
Research Abstract |
平成22年度は主として実験環境の構築とイーサネット通信の詳細な計測およびイーサネットドライバにおける送出速度調整の実現を主として行なった。 1、近接対向環境の構築 研究のはじめとして、昨年度購入したサーバをローカルに設置し2台ずつを直接イーサネットで接続した実験環境を構築した。つづいて、10Gbpsスイッチを経由して接続し、対向での性能テストを実施した。 2、イーサネットパケット送出速度コントロール機能のカーネルへの実装の調査 実装開始時の最新stableカーネルのソースコードを調べ、現在利用可能なネットワークドライバで利用可能なパケット送出速度調整機能について精査する。またローカルネットワークスイッチで破棄可能なイーサネットパケットの実現方法について詳細を検討した。また、仮想化ハイパーバイザ上のOSへの実装を検討した。 3、イーサネットパケット送出速度コントロール機能のカーネルへの実装の設計 2の実装調査に基づき、stableカーネルのネットワークドライバに対して、パケット送出速度コントロール機能付きドライバとなる機能付加について設計を行った。IPGを活用して実現可能なネットワークカードでは、可能な限りIPGにより実現を行うが、多くのドライバでの利用を考慮しできるだけ特定のネットワークカードの機能に依存しない方法で設計を行なった。また、後年度でいくつかのTCP/IP輻輳コントロールプロトコルのスタックと協調させることを必要要件として設計を行なった。 この設計に基づき、仮想化OS上からの通信テスト環境上への実装テストを行った。
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