2010 Fiscal Year Annual Research Report
検索・計算サービスを利用した情報探索のための3次元複数協調連携可視化技術の研究
Project/Area Number |
21700092
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 正彦 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (60466422)
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Keywords | 3次元情報可視化 / IntelligentBox / スプレッドシート / ウェブ・リソース / 協調連携可視化 |
Research Abstract |
本研究では、知識メディアオブジェクトとして部品化したデータ、データベース、ウェブ・リソース及びレガシーシュミレーション・システムを含めた様々な検索・計算サービスを連携統合し、結果に対する比較、及び関連情報・詳細情報へのナビゲーションを行うことを可能にする情報探索のための3次元基盤技術を確立することを目指す。具体的には、I.複数3次元可視化結果間における協調連携基盤技術の拡張、II.様々な検索・計算サービスの連携統合基盤技術の確立、III.課題1及びIIにより確立された技術の応用、の3項目の開発ならびに確立を目指す。 上記Iでは、複数可視化空間中における要素間の連携定義及び実行に関するジェネリックな技術を確立する。上記IIでは、様々なインタフェースを持つ各種検索・計算サービスに対して、共通のインタフェースを与えることによる連携統合技術を確立する。上記IIIでは、課題I及び課題IIで確立した技術を統合し、応用システムを構築することで、本研究が様々な検索・計算サービスを利用した情報探索システムを構築する上での重要な基盤技術となることを検証する。 該当年度では、以下の2項目の研究課題に関して、以下のように研究を進めた。 (1)様々な検索・計算サービスの連携統合基盤技術の確立 前年度までの成果に加え、ローカル・マシン上のデータベース、APIを持つソルバー・アプリケーションを含む検索・計算サービスに対するジェネリックな連携統合技術を確立した。これらも連携・演算定義の基本インターフェースとしてREST形式のウェブ・サービスを用い、ユーザ定義された連携・演算は、新たなウェブ・サービスとして再利用可能とした。 (2)課題(1)及び(2)により確立された技術の応用 前年度までの成果及び課題(2)で確立した技術を情報探索システムへ具体的に応用し、本手法の有効性を検証した。
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