2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21700094
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
五十嵐 健夫 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (80345123)
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Keywords | コンピュータグラフィクス / ユーザインターフェイス / 3次元モデリング |
Research Abstract |
本研究では、内部構造を持つ3次元モデルを簡単にデザインできる実用的な手法を開発することを目標としている。我々が目指すのは、特殊な計測装置などを持たない一般のユーザが手軽に使える手法であり、これにより例えば医療や教育の現場において人々が3次元的な内部構造を含む物体の概念を伝えるのを支援すること等が可能になる。 本年度は、これまでのように手作業ですべてモデルを製作するのでなく、MRIを利用した実物体の計測データを利用して自動的にモデリングを行う手法について、検討を行った。具体的には、テクスチャ合成の技術によって、MRIデータと似た質感を持つボリュームデータを自動合成する手法について開発を行った。また、リアルなレンダリングを実現することを目指し、レイトレーシングによるレンダリングについても実験を行った。これらの研究については、まだ対外発表できるところまで達していないので、今後とも研究を続ける予定である。
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