2011 Fiscal Year Annual Research Report
タイルドディスプレイウォールを用いた高臨場感な遠隔協調作業支援基盤の構築
Project/Area Number |
21700109
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
江原 康生 大阪大学, 情報基盤本部, 講師 (40324686)
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Keywords | 遠隔コミュニケーション / テレイマージョン / タイルドディスプレイ |
Research Abstract |
本研究では、複数のLCD(液晶ディスプレイ)をタイル状に配置して、高解像度な大画面提示や複数の情報を同時に提示可能なタイルドディスプレイウォール(Tiled Displays Wall)を活用し、実環境における存在感や臨場感を有する遠隔協調作業支援の実現を目的とした基盤技術の研究開発を目的とする。平成23年度は、以下の項目に関する研究を遂行し、所望の成果が得られた。 (1)複数のカメラによる各撮影映像の合成による高解像度映像の高速表示技術の実装及び評価 本研究では作業空間内に複数のカメラを用いて全体を撮影できるように設置し、各カメラの撮影映像をタイルドディスプレイウォールにリアルタイムでマルチ転送を行い、高解像度映像を高速表示する環境について、ネットワークを介した複数の拠点間で構築した。さらに構築した本環境を用いて、マルチ映像の相互配信に関する評価実験を行い、その有効性を実証した。 (2)大規模ディジタルコンテンツの効果的な表示処理・操作技術の検討 タイルドディスプレイウォールを活用した遠隔協調作業に活用する大規模サイズのディジタルコンテンツの効率的な表示処理・操作技術に関する検討を行い、タイルドディスプレイ環境下で大規模コンテンッデータを用いた検討及び動作試験を行った。さらに遠隔地間でのコンテンツ同期表示技術、コンテンツ管理用データベースシステムとの効果的な連携方式に関する検討も行った。
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