2010 Fiscal Year Annual Research Report
拡張現実技術を用いたボリューム可視化システムの構築
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21700126
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
俵 丈展 独立行政法人理化学研究所, 機能情報シミュレーションチーム, 研究員 (20415227)
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Keywords | 拡張現実 / ボリューム可視化 / ユーザーインターフェース / コンピュータグラフィックス |
Research Abstract |
本研究では先進的なボリューム可視化と直感的な操作のための三次元ユーザインターフェースの開発を行うことを目標としている.本研究の特色は拡張現実技術を用いてユーザが三次元ボリュームデータを直接操作できる点にある.ボリュームデータは三次元のデータであるので効率的な操作のために三次元ユーザーインターフェースを開発することは極めて重要である.また,ボリュームデータは流体工学,機械工学,医療,分子構造,宇宙,気象などあらゆる分野で利用されているため本研究成果の利用範囲は極めて大きい.さらに,本システムは既存のVRシステムなどに比べ非常に安価に導入できることから大きな波及効果が期待できる. 本年度は研究計画に基づき,昨年度に引き続き,拡張現実技術を利用した医療用ボリュームデータのセグメンテーションと可視化システムの開発の高度化を行った.具体的には領域拡張のための始点設定の際の断面表示手法を平面のみから二次関数曲面に拡張した.また複数の抽出領域を表示する際のProgramable GPUコードを高速化した.さらに理化学研究所のVCADシステム研究プログラムの生物基盤構築チームと協力してマウスの脳のカラー三次元ボリュームデータの可視化も行った. 研究は計画通りに実施され,本年度は査読無論文発表1件と学会発表2件,さらに本研究内容がSpringerから2011年7月に発行予定の書籍の1章として掲載される.また本研究成果の動画はYouTubeでも公開されている. http://www.youtube.com/watch?v=R1cm4WOWO-M,http://www.youtube.com/watch?v=7o_09WhK7iw
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Research Products
(7 results)