2010 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
21700136
|
|---|
| Research Institution | Osaka University |
|---|
Principal Investigator |
金谷 一朗 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (50314555)
|
|---|
| Keywords | 計算機支援設計 / デザイン / 計算科学 / バーチャルリアリティ / ヒューマンインタフェース |
|---|
| Research Abstract |
本研究は「デザイン幾何学」という新しい幾何学に基づく三次元形状計算機支援設計(3D-CAD)に関するものである.テザイン幾何学とは従来のユークリッド幾何学と異なり,人間(とりわけデザイナ)の感性に基づいた形態の「味わい」などを考慮した幾何学である.従来の計算機支援設計は,単純な幾何図形(直線,円,楕円.放物線)に加えて,バーンスタイン・ベツィエ曲線やスプライン曲線と呼ばれる曲線を描く機能をデザイナへ提供してきた.幾何図形は形態デザインには単純に過ぎ,一方スプライン曲線は自由度が高すぎるためデザイナの感性をCADに伝えることが難しい点が指摘されてきた.バーンスタイン・ベツィエ曲線は少ないパラメタで「美しい」曲線を数多く生成できることからとりわけ工業デザインでは多用されているが,感性との対応.また三次元への拡張という点で困難を抱えていた.我々はこれまでにテサイン曲線の作風ことの微分幾何学的特徴を抽出することに成功し,この特徴量を利用した感性的曲線トローインクツールを開発し,またこれらの知見をデザイン幾何学としてまとめ,造形テサイナに高く評晒されている.本特徴量を三次元幾何に拡張し,より普遍的な造形テサイン特徴量を構築し,現在工業製品設計て主流になりつつある三次元CADシステムに応用することは極めて重要である.また,特に現在普及しつつある三次元CADシステムは造形テサイナの印象をCADシステムへ伝えることか二次元CAD以上に困難てあるとされるため,前述の知見に基づいた新しい三次元CAD向けユーサインタフェースの開発も求められていた.本研究では三次元CADシステムとそのユーザインタフェースの開発を行った.
|
Research Products
(5 results)
-
-
-
-
[Book] 3D映像の技術と市場20112010
Author(s)
千原國宏, 落合克人, 金谷一朗, 吉田裕之, 高橋俊也, 四角英孝, 宮沢篤, 石井源久, 田村尚希, 加藤博一, 中郡聡夫, 盛川浩志, 河合隆史, 氏家弘裕
Total Pages
200
Publisher
CMC出版
-
