2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21700145
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
徳久 悟 Keio University, 大学院・メディアデザイン研究科, 講師 (50529378)
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Keywords | 創造支援 / デザイン / 学習支援 / デザインメソッド / インタラクションデザイン / モチベーション管理 |
Research Abstract |
本研究は,創造行為を伴う遊びにおいて楽しさを生成するデザインメソッドを精緻化し,子供を対象とした創造学習支援システムを開発することを目的とする.精緻化の対象となるデザインメソッドとは,研究代表者が博士研究において取り組んだ研究成果であり,評価実験を通じて妥当性が認められたメソッドである.本メソッドを精緻化することで,幼児・少年期の子供が音楽・絵画などの創造行為について楽しみながら学習し,教育者の創造学習支援を効果的に行うことができると考える. 平成21年度は,デザインメソッド精緻化のために以下を行った. 1.精緻化のためのリサーチおよび仮説構築 子供をユーザするインタラクティブシステムを構築するにあたって,そのメカニズムを構築する必要がある.そのために,構成主義社会構成主義中心にリサーチを行い,後者の理論をメカニズムに組み込み,仮説を構築した. 2.仮説に基づく子供のための創造学習支援システムの構築 ユーザが撮影した任意の画像をぬりえに利用することのできるモバイルアプリケーションおよびテーブルトップアプリケーションを実装した. 3.上記システムを用いたワークショップ ワークショップコレクション2010にて,上記のシステムを用いたワークショップを行い2日間で140名のユーザデータを獲得した. 4.カンファレンスペーパー,ジャーナルの執筆 現在,3本のカンファレンスペーパー(Create10, Ubicomp2010, IDC2010),1本の学術論文(VR学会論文誌)を投稿し,査読中の段階である.
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Research Products
(1 results)