2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21700271
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
前田 亮 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (20351322)
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Keywords | 情報検索 / ディジタル図書館 |
Research Abstract |
本年度は,本研究課題の最終目標である言語・時代・文化横断型の情報アクセスの実現に向けて,以下の5つの研究を中心に行った。 1.日本語古典史料のテキスト処理手法の開発 言語資源に乏しい日本語古典史料のテキスト処理の手法として,文字Nグラム出現確率に基づく単語抽出手法について研究を行った.また,日本語古典史料を対象として,人名の共起関係を通した人物関係の推移の取得と可視化および人名・地名を通した人物関係の取得と可視化の研究を行った. 2.人文系データベースの横断検索システム 浮世絵のデータベースを対象として,国内外の複数のデータベースを横断検索する手法について研究を行った. 3.伝統的モンゴル文字文書のデジタル図書館システム すでにインターネット上で公開している伝統的モンゴル文字文書のデジタル図書館システムについて,検索精度の向上および伝統的モンゴル文字文書のコンテンツ拡充を行った. 4.多言語Webページの作成支援システム Webサイトの多言語化を支援する技術として,文章の構文や意味の情報を保存することによりWebページの翻訳を容易にし,多言語Webページの作成を支援するシステムの開発を行った. 5.確率モデルに基づく情報推薦手法 潜在的ディリクレ配分法(LDA)に基づく評判情報のトピックモデリングおよび確率的潜在意味解析(PLSI)を用いた文書分類およびその情報推薦手法への応用について研究を行った.
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