2011 Fiscal Year Annual Research Report
プログラミング教育における問題解決能力獲得プロセスの評価と支援の研究
Project/Area Number |
21700276
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
松澤 芳昭 静岡大学, 情報学部, 助教 (40517017)
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Keywords | プログラミング教育 / 学習支援 / 活動記録 / プロセス評価 / プロセス改善 |
Research Abstract |
本研究の目的は,プログラミング教育における問題解決能力の獲得プロセスに注目し,プロセス観察による教育支援方法の確立と,その支援プラットフォームを提供することである.平成23年度は,平成22年度に引き続く成果として,PBL(Project-Based Learning)形式の企業人育成方法についての発表を行った.この発表では,現場の技術者の設計プロセスから考案したソフトウェア設計方法の提案と評価をしている.もう一つの成果として,プロセス観察記録と視覚化ツールの教育利用についての発表を実施した.この発表では,会話記録のネットワーク形式の提示と時間軸のアニメーション表示,について学習者自身によるプロセス評価が可能であることを実証している.プログラミングプロセス支援のためのプラットフォーム,プログラミング記録ソフトウェアPRES(Programming Process Recording System)と時間軸を平面上に表現する視覚化ツールPPV(Programming Process Visualizer)の開発が完了し,運用を行った.150名の学生に対する実証実験を行い,データベースの拡充を行った.これらの教育運用の成果として,プログラミング導入教育におけるコンパイルエラー修正時間の分析アルゴリズムの提案を行っている.もう一つの発表では,ブロックエディタ方式によるプログラミング構造化教育支援システムの開発を行い,本プラットフォームを利用してプロセスを分析し教育効果の検討を行っている.
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Research Products
(4 results)