2009 Fiscal Year Annual Research Report
衝動的行動とその制御メカニズムの解明に関する認知神経科学的研究
Project/Area Number |
21700290
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
野村 理朗 Hiroshima University, 大学院・総合科学研究科, 准教授 (60399011)
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Keywords | 衝動性 / 遺伝子多型 / セロトニン / ドパミン / 報酬 / 罰 |
Research Abstract |
目的: 衝動的行動の制御メカニズムについて、脳領域間の情報伝達を担う神経伝達物質の機能、およびこれを調節する遺伝子の塩基配列の個人差(遺伝子多型:gene polymorphism)に着目して、その個人差を解明することが目的である。これを達成すべく、平成22年度は、(1)遺伝子多型のデータベースを作成し、これに基づき、(2)衝動的行動の制御に関わる脳活動の基礎的な特性についてNIRSを用いた検討を開始した。 方法: (1) 遺伝子解析のサンプルデータを蓄積した。具体的には、200名のDNAサンプルを採取し、COMT (al/met)および5-HTTの遺伝子多型を解析し、データベース化した。 (2) 続いて、上記サンプルデータに基づき、以下の行動課題(Go/Nogo課題)を実施し、現在各群20名のデータを解析中である。 被験者内計画(1) 報酬条件(reward-only):正解で報酬、不正解であっても無罰、2) 罰条件(punishment-only):正解であっても無報酬、不正解で罰、3) 報酬・罰条件(reward-punishment) : Go反応(正解で報酬)、Nogo反応(不正解で罰)、その他は無報酬・無罰、4) 罰・報酬条件(punishment-reward):「報酬・罰条件」と逆のフィードバック条件、5) 統制条件(control):無報酬・無罰 指標:・行動指標:反応時間、誤答率(CER、OER)・中枢神経系指標:(oxy-Hb)
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Research Products
(5 results)