2015 Fiscal Year Annual Research Report
フラグメント分子軌道計算による糖鎖結合性生体高分子の分子認識解析
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21700333
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
合田 祥子 (日向寺祥子) 東海大学, 情報教育センター, 講師 (70317824)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | フラグメント分子軌道法 / 分子認識 / 糖構造 / 分子間相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、生体分子機能解析に対する量子化学シミュレーションへの期待や、シミュレーションの新薬開発への応用への期待などを背景とし、新薬デザインに有用な情報を取得することを目的とした、生体高分子間分子認識に関する量子化学計算に取り組んでいる。具体的には、タンパク質とそれに認識される分子間の相互作用に対する精密な計算を、フラグメント分子軌道法(FMO法)を用いて行い、各アミノ酸残基の分子認識への寄与、分子認識における微弱ながら重要な役割を果たす相互作用因子を解析している。また、これら解析に必要となる立体構造未知タンパク質のモデリングおよび認識分子との複合体構造予測も行っている。 平成27年度には、前年度までに得た、糖構造認識タンパク質(抗体)と糖構造との複合体のモデルをさらに最適化し、それらの構造を用いた量子化学計算を試みた。前年度までに実施した量子化学計算よりも条件を高くして計算を実行し、タンパク質中のアミノ酸残基と糖構造間に見られる相互作用の解析も行った。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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