2012 Fiscal Year Annual Research Report
グリア型グルタミン酸トランスポーター新規調節機構の解明
Project/Area Number |
21700422
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Research Institution | National Institute of Health Sciences |
Principal Investigator |
佐藤 薫 国立医薬品食品衛生研究所, 薬理部, 第一室長 (10311391)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | L-Glu トランスポーター / アストロサイト / Xenopus oocyte / syntaxin / EAAT2 / PUFA / docosahexaic acid |
Research Abstract |
本研究はグリア型 グルタミン酸 (L-Glu) トランスポーター、EAAT2の新規機能調節機構解明を目的とする。SNARE蛋白質syntaxin 1A (STX1A) によるEAAT2調節の可能性を検討し、 STX1AとEAAT2をXenopus oocyteに共発現したところ、L-Glu誘発電流振幅値の減少を確認した。そのメカニズム(膜へのトラフィッキング等)を詳細に検討するため、ウエスタンブロッティング (WB) 実験にて検出が容易で、尚かつ、Xenopus oocyteへの強制発現が可能なエピトープ標識EAAT2コンストラクト、「V5 (GKPIPNPLLGLDST) エピトープ標識を細胞外ドメインに挿入したEAAT2-V5コンストラクト (EAAT2-V5)」 を作成した。EAAT2-V5強制発現Xenopus oocyteにおいて、L-Glu誘発 EAAT2電流振幅値のL-Glu濃度依存性、膜分画、total分画のEAAT2-V5蛋白質の発現を確認した。 しかし、EAAT2-V5 とSTX1Aを共発現したところEAAT2 total蛋白質量の低下が確認され同様の傾向がmockとの共発現においても観察されてしまった。そこで、新たな EAAT2 機能調節機構として多価不飽和脂肪酸(PUFA)にも着目した。ドコサヘキサエン酸(docosahexaic acid: DHA)が急性的かつ濃度依存的にEAAT2電流を増強することを見いだした。細胞内不透過 DHAであるDHA-CoAも同様の作用を呈したこと、DHAのoocyte内への直接的な注入ではこのような作用が観察されなかったことから、DHAの作用点が細胞膜の外側であることが示唆された。以上の結果はDHAによる急性的かつ可逆的なEAAT2の新しい機能調節機構が存在することを示している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(35 results)