2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21700525
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
高谷 理恵子 Fukushima University, 人間発達文化学類, 准教授 (90322007)
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Keywords | 発達 / 脳・神経 / 睡眠覚醒リズム / 自発運動 |
Research Abstract |
本研究は,(1)早産児の入院期間中・1-2ヵ月時点における自発運動の解析,(2)入院期間中から退院後4ヵ月までの睡眠研究(3)1歳半・3歳時健診時における発達状態の確認により構成される.平成21年度は、(1)(2)の研究を立ち上げて、研究をスタートさせることが目標であった.本年度は,県内の病院と連携をとり,医療機関スタッフの協力を得ながら,早産児の自発運動と睡眠研究を進めるためのシステムを構築した.また早産児の自発運動に関しては,本研究への協力へ同意した家族の乳児に対して,入院期間中と満期後2カ月時点の2時点における自発運動の記録を開始することができた. 睡眠研究に関しては,発達に問題のない2例の早産児の睡眠リズムの発達を,満期産乳児の発達と比較検討した.その結果,早産児も満期産児と同様に受胎後46週において、24時間リズムが確立するという質的な変化が認められた.ただし症例数が早産児が2名と少数であり,またNICUの環境にかんする部分までは,言及することができなかったため,今後も引き続き、睡眠研究の症例を増やして,検討する必要がある.
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