2009 Fiscal Year Annual Research Report
神経変性疾患に対するリハビリテーション効果と高次脳機能障害との関連に関する研究
Project/Area Number |
21700527
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
宗宮 真 Gunma University, 医学部, 助教 (20302474)
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Keywords | 医療・福祉 / 脳神経病患 / リハビリテーション |
Research Abstract |
本研究の目的は神経変性疾患の運動機能障害に対するリハビリテーションの効果と疾病に起因する高次脳機能障害との関連を、三次元動作解析装置・床反力計・動的重心動揺計・電気生理学的検査(表面筋電図)などの計測機器や神経心理学的検査を用いて明らかにすることである。これにより、リハビリテーション効果を認める症例の特徴を検討し、より有効なリハビリテーションプログラムの構築に役立てる意義がある。 リハビリテーション開始前に三次元動作解析装置・床反力計・動的重心動揺計検査、表面筋電図(約15分)やFAB(前頭葉評価バッテリー)・CAT(標準注意検査法)等の検査バッテリーを用いて高次脳機能障害の評価を行う。股関節・膝関節・腹筋・背筋・殿筋の運動、体幹の回旋運動、立ち上がり訓練、歩行訓練などを約30分行った後、即時効果の検討のため、再度、三次元動作解析装置による評価を行う。定期的に三次元動作解析装置と高次脳機能障害の評価を行う。 パーキンソン病患者において三次元動作解析装置により歩行パラメーターである歩調・歩行速度・重複歩距離・歩幅距離・単脚支持時間・両脚支持時間・歩隔や歩行時の膝関節・股関節・足関節・肩関節などの各関節の関節可動域、体幹の前傾角度で検討を行い、パーキンソン病患者のうち、FAB高値群で有意な改善を認めた。今後、症例を増やして検討を行うとともに他の検査バッテリーとリハビリテーションの即時効果との関連についても検討を開始する予定である。
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Research Products
(8 results)