2012 Fiscal Year Annual Research Report
神経変性疾患に対するリハビリテーション効果と高次脳機能障害との関連に関する研究
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21700527
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
宗宮 真 群馬大学, 医学部, 助教 (20302474)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 医療・福祉 / 脳神経疾患 / リハビリテーション |
Research Abstract |
本研究の目的は神経変性疾患の運動機能障害に対するリハビリテーションの効果と疾病に起因する高次脳機能障害との関連を、三次元動作解析装置・床反力計・動的重心動揺計・電気生理学的検査(表面筋電図)などの計測機器や神経心理学的検査を用いて明らかにすることである。これにより、リハビリテーション効果を認める症例の特徴を検討し、より有効なリハビリテーションプログラムの構築に役立てる意義がある。 リハビリテーション開始前に三次元動作解析装置・床反力計・動的重心動揺計検査、表面筋電図(約15分)を行うとともに、FAB(前頭葉評価バッテリー)を用いて高次脳機能障害のうち前頭葉機能についての評価を行った。股関節・膝関節・腹筋・背筋・殿筋の運動、体幹の回旋運動、立ち上がり訓練、歩行訓練などを約30分行った後、即時効果の検討のため、再度、三次元動作解析装置による評価を行った。 パーキンソン病患者において三次元動作解析装置により歩行パラメーターである歩調・歩行速度・重複歩距離・歩幅距離・単脚支持時間・両脚支持時間・歩隔や歩行時の膝関節・股関節・足関節・肩関節などの各関節の関節可動域、体幹の前傾角度で検討を行い、パーキンソン病患者のうち、FAB高値群で有意な改善を認めた。この成果については、2013年の学術雑誌Geriatrics & Gerontology Internationalに掲載された。また、パーキンソン病でみられる姿勢反射障害とFABとの関連についても、学術集会において発表を行い、学術雑誌に投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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