2009 Fiscal Year Annual Research Report
画像認識によるリハビリ訓練中の非接触・非装着動作計測手法
Project/Area Number |
21700589
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Research Institution | Ichinoseki National College of Technology |
Principal Investigator |
三浦 弘樹 Ichinoseki National College of Technology, 制御情報工学科, 講師 (90450105)
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Keywords | 画像認識 / 医療・福祉 |
Research Abstract |
本研究では,動作範囲が限定されるリハビリ訓練に対象を絞ることで,従来の動作計測装置ようなセンサや反射マーカ,色つきマーカなどを身体に取り付けることなく,運動の計測が可能な方法を検討することを目的とした.具体的には,カメラで撮影された影像から人間の3次元動作を抽出することである. そこで平成21年度は,「カメラ撮影を考慮したリハビリ訓練環境の構築」と「カメラ画像を用いた計測方法の検討」を行うこととした. 訓練エリアは,これまでのリハビリ訓練システムを考慮し,およそ2.5m四方とした.撮影するにあたり,院内での使用を想定し,撮影背景を薄緑・薄青・薄ベージュ+黒(参考)の4枚用意した.また,撮影用カメラは検討用にXGAの解像度をもつものを3台用意した. はじめに,参考として黒を背景に,水平方向に2台のカメラを配置して全身灰色の衣服を着た場合の動作を撮影し,その影像をモーション構築ソフトで3次元化した。その結果,ある程度までなら動作は再現できるが,上肢運動において,肘の位置関係がうまく再現できないことがわかった.現在,カメラの配置を検討している最中である. 今後は,未検討となっているカメラ台数や背景の影響,および3次元動作を再現したときの精度向上のため,撮影画像の処理について検討していく予定である.
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