2009 Fiscal Year Annual Research Report
メタボリックシンドロームに合併するCKDにおける肥満遺伝子Azgp1の機能解析
Project/Area Number |
21700701
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
萩原 晋二 Juntendo University, 医学部, 助教 (70445568)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 光生 , 医学部, 助教 (00420836)
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Keywords | メタボリックシンドローム / 慢性腎臓病 / Zinc-alpha2-glycoprotein(Azgp-1) / PPARγ |
Research Abstract |
目的:本研究では、2型糖尿病肥満モデルKK/Taマウスの腎臓におけるAzgp-1の発現部位を特定し、Azgp-1の腎組織における発現部位や腎でのAzgp1の機能を解析することにより、肥満症・糖尿病(メタボリックシンドローム)に合併する慢性腎臓病(CKD)におけるAzgp-1の役割を検討する。 方法: 1.BALB/cAマウスにストレプトゾトシンを投与し1型糖尿病を惹起する。C57BL/6マウスを低脂肪食群と高脂肪食群に分ける。また、KK/Taマウスを脂肪代謝に関係するPPARのリガンドであるピオグリタゾン投与群と非投与群に分ける。 2.尿アルブミン/クレアチニン比、体重、空腹時血糖、インスリン抵抗性などを経時的に測定し、統計学的に評価する。 3.各グループの腎・肝・脂肪組織におけるAzgp-1、PPARγなどのmRNA・蛋白発現の差を検討する。 結果: KK/Taの腎組織では、BALBcマウスと比較して尿細管上皮細胞においてAzgp-1蛋白の発現が有意に亢進していることを確認した。ストレプトゾトシンを投与したBALBcマウスでは、Azgp-1蛋白の発現増加は認めなかった。C57BL/6マウスの高脂肪食群では腎臓でのAzgp-1のmRNAの発現は低下していた。KK/Taマウスにピオグリタゾンを投与した群の腎組織では、Azgp-1の発現が上昇していた。以上の結果から、Azgp-1蛋白はメタボリックシンドロームモデルの腎組織において血糖とは関係なくその発現が増加し、腎障害の進展に関与している可能性が考えられた。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Combination effects of enalapril and losartan on lipid peroxidation in the kidneys of KK-Ay/Ta mice.2009
Author(s)
Yamazaki T, Tanimoto M, Gohda T, Ohara I, Hagiwara S, Murakoshi M, Matsumoto M, Kaneko S, Aoki T, Toyoda H, Ishikawa Y, Funabiki K, Horikoshi S, Tomino Y.
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Journal Title
Nephron Exp Nephrol 113
Pages: 66-76
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[Journal Article] Effects of pyridoxamine (K-163) on glucose intolerance and obesity in high-fat diet C57BL/6J mice.2009
Author(s)
Hagiwara S, Gohda T, Tanimoto M, Ito T, Murakoshi M, Ohara I, Yamazaki T, Matsumoto M, Horikoshi S, Funabiki K, Tomino Y.
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Journal Title
Metabohsm 58
Pages: 934-945
Peer Reviewed
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