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2012 Fiscal Year Annual Research Report

海苔由来成分の新規機能性物質の探索と作用機構解明

Research Project

Project/Area Number 21700768
Research InstitutionPrefectural University of Kumamoto

Principal Investigator

友寄 博子  熊本県立大学, 環境共生学部, 講師 (10347700)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywords栄養学 / 食品 / 脂質 / 糖尿病 / 海藻 / 低栄養
Research Abstract

糖尿病の予防と治療には、主に高血糖、高インスリン血症、インスリン抵抗性などを病気の進行に合わせて改善する事が重要である。糖尿病では血糖値をコントロールすることも重要であるが、それだけでなく、血中インスリン濃度やインスリン抵抗性にも注意をする必要がある。そこで、先の研究で海苔から見出したインスリン様作用を示す画分について、本年度はセファデックスカラムによる分離を進めた。本年度分離した活性画分は、糖やアミノ酸誘導体ではない可能性が示された。しかし、作用物質の同定には至らなかったので、今後さらに精製を進めていきたいと考えている。
こういったメタボリックシンドロームが問題となっている一方で、低栄養状態におかれている国民の存在も潜在的に大きな問題となっている。このような現状を改善する為に、効率よく栄養素を摂取できる食品素材の開発が必要である。先の研究では、海苔と油を加熱したもの(焼海苔油)を投与した群は油と水を投与したコントロール群に比べて、経口投与した脂質の血中濃度が高い値を示した。しかし、この研究では、投与した脂質を血中濃度により測定していたので、脂質の輸送を確認するためにはリンパ液への脂質の輸送を測定する必要がある。そこで、本年度は正常ラットに胸管リンパカニュレーション手術を施し、経口投与した脂質のリンパへの輸送を検討した。その結果、リンパ液中のトリグリセリド濃度は、焼海苔油群で有意に高い値を示した。なお、リン脂質濃度ならびにリンパ流量には差は見られなかった。以上のことから、焼海苔油は経口摂取した脂質の吸収を促進することが示唆された。今後は、脂質の吸収だけでなく、脂溶性ビタミンのような吸収率の低い脂溶性成分の吸収にどのような影響を及ぼすか検討していく予定である。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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