2010 Fiscal Year Annual Research Report
市民参加型テクノロジー・アセスメントの手法を導入した理科カリキュラムの開発
Project/Area Number |
21700793
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
福井 智紀 麻布大学, 環境保健学部, 講師 (00367244)
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Keywords | 科学教育学 / 理科教育学 / 科学技術社会論 / STS / カリキュラム開発 |
Research Abstract |
本研究の目的は、市民参加型テクノロジー・アセスメントの手法について、さまざまな手法の特色や実施事例を詳細に分析するとともに、こうした手法の将来の普及に対応しうる資質・能力をもった児童・生徒を育成するための、理科教育におけるカリキュラム開発を行うことである。 本研究は、3つのフェーズからなる。すなわち、情報収集のフェーズ(第1段階)、カリキュラム開発のフェーズ(第2段階)、試行・評価のフェーズ(第3段階)である。この他、補助的な研究作業として、アンケート調査や理科教師へのヒアリング等も行う。 本年度は、昨年度に引き続き情報収集を行い、市民参加型テクノロジー・アセスメントの手法について、基礎的情報、資料、実践事例等について、収集・分析を行った。さらに、市民参加型テクノロジー・アセスメントへの参加に際して必要となる、資質・能力についても検討した。これらに基づき、カリキュラム開発のための予備的考察を行い、関連学会で報告した。 また、研究協力者との連名で、理科教育におけるシナリオワークショップの実践について取りまとめ、関連学会で報告した。さらに、市民陪審に焦点を当てたイベントプログラムを、研究協力者及び学内教員の支援を得ながら開発し、大学主催事業において試行した。他の主要な市民参加型テクノロジー・アセスメントの手法についても、カリキュラムの試案を検討してきた。 この他、市民参加型テクノロジー・アセスメントの手法に関する、アンケート調査等も行った。 今後は、これまでの研究成果、調査結果の詳細な分析、その他の研究作業に基づいて、カリキュラムを完成させ、試行・評価を行う予定である。
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Research Products
(3 results)