2009 Fiscal Year Annual Research Report
アクティブラーニングで活用できるウェブベースの年表協同作成ツールの研究開発
Project/Area Number |
21700801
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西森 年寿 The University of Tokyo, 教養学部, 特任准教授 (90353416)
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Keywords | 高等教育 / アクティデラーニング / 年表 |
Research Abstract |
高等教育のアクティブラーニングにおける、学生による年表作成を通した学生活動を支援するための年表ツールの設計とプロトタイプの開発を行った。将来的には、1つの時系列データベースを元にして、探求や発見を促すような様々な表現の年表を作成できる機能や、利用者間での共有や相互比較、個別学習機能などを組み込む予定である。 今年度の実績として具体的には、研究費減額にともないツールの自主開発を行うこととし、まず技術調査を通して最適な開発技術の検討をし、開発上の容易さ、利用者の環境構築の簡便さの観点から、PHP、SQLite等をべースとすることを決定した。また将来的にはネットワークに接続されていない状況においても動作可能となることも視野に含めた設計を行った。次に、テストサーバおよび開発環境を整備し、プロトタイプのコーディングおよび動作テストを行った。自主開発により工期が延長したため、今年度のプロトタイプの開発は、年表共有機能、個別学習機能以外のものにとどまった。また、形成的評価に関しては来年度の課題とした。 あわせて、関連する既存ツールの整理を行い、多様な時系列情報を取り扱うことが可能となるよう、かつ教育目的での年表作成という観点から望ましい時系列情報の形式であるように、設計の基本方針をまとめて学会発表を行った。このほか、アクティブラーニングの実践事例について報告する研究発表2件において、開発中のツールについて報告した。
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